大会に参加してきました

近くであった将棋大会に参加してたので、その自戦記を書こうと思います。

 

予選2回戦

予選は2勝通過2敗失格のリーグ戦で、初戦は不戦勝だったため、この対局に勝てば本戦進出という状況でした。

私の先手番で戦型は矢倉となりました。お互いに攻めの形を作り第1図。

第1図は41手目▲3七桂まで
後手:相手
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・v角v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・ ・v金v玉 ・|二
| ・ ・v歩v歩 ・v金v銀v歩v歩|三
|v歩v銀 ・ ・v歩v歩v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 歩 角 銀 ・ ・|六
| ・ 歩 銀 金 ・ 歩 桂 ・ 歩|七
| ・ ・ 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:NZ
先手の持駒:歩 
手数=41  ▲3七桂  まで

後手番

第1図から、△9五歩▲同歩△同銀▲同香△同香と進み、そこで▲4一銀と打っていれば、優位を築くことができました。以下△4二金寄には▲3二歩です。本譜は▲2四歩△同銀▲2五銀△同銀▲同桂と攻めましたが、△4五歩▲7九角△6四角と飛車を狙われ苦しい展開に。その後は二転三転しましたが、なんとか勝てました。

 

本戦準々決勝

振り駒の結果またしても先手になりました。お互い雁木を志向しましたが、相手が右玉に変化、その後私も穴熊に組み替えました。途中は手詰まりになり、千日手も覚悟しましたが、後手の待ち方に問題があり、第2図では打開が可能になっています。

第2図は72手目△5四銀引まで
後手:相手
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・v飛v桂 ・|一
| ・ ・v玉v金 ・v角 ・ ・v香|二
| ・ ・v桂v銀 ・v金 ・v歩 ・|三
|v歩 ・v歩 ・v銀v歩v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・v歩 ・ ・ 歩 ・|五
| 歩 ・ 歩 歩 ・ 歩 歩 飛 歩|六
| ・ 歩 ・ 銀 ・ 銀 桂 ・ ・|七
| 香 金 金 角 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:NZ
先手の持駒:歩 
手数=70  △5四銀引  まで


第2図以下

▲4五歩△6四角▲2四歩△5六歩▲5五歩△同銀

▲2三歩成△6五歩▲3二と△8一飛▲2一飛成△同飛

▲同と△6六歩▲5六銀左△同銀▲同銀△3七角成

▲4一飛 (第3図)

第3図は89手目▲4一飛まで
後手:相手
後手の持駒:飛 銀 桂 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ 飛 ・ と ・|一
| ・ ・v玉v金 ・ ・ ・ ・v香|二
| ・ ・v桂v銀 ・v金 ・ ・ ・|三
|v歩 ・v歩 ・ ・v歩v歩 ・v歩|四
| ・v歩 ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩v歩 銀 ・ 歩 ・ 歩|六
| ・ 歩 ・ ・ ・ ・v馬 ・ ・|七
| 香 金 金 角 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 玉 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:NZ
先手の持駒:銀 桂 歩二 
手数=89  ▲4一飛  まで

後手番

後手の飛車が3筋に居るため、本譜の仕掛けが成立しています。後手も△6四角から反撃してきますが、激しい展開はこちらも望むところ、一直線に切り合ってはっきり優勢です。第3図以下は危なげなく勝ち切れました。

 

準決勝

本局も振り駒で先手番を引きました。3連続先手とはついてました。戦型は相手の阪田流向飛車でした。

第4図は24手目△2六歩まで
後手:相手
後手の持駒:角 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉 ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀 ・ ・v銀 ・v飛 ・|二
| ・v歩v歩v歩v歩v歩 ・ ・v歩|三
|v歩 ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ 歩v歩 ・|六
| ・ 歩 ・ 歩 歩 歩 銀 ・ 歩|七
| ・ 銀 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:NZ
先手の持駒:角 歩 
手数=24  △2六歩  まで


第4図は、押さえ込まれて苦しいように見えますが、▲7七銀や▲6八金などで自陣を整備して互角の局面でした。本譜は▲2六銀から暴れていきましたが、自然に対応され劣勢に、以下順当に押し切られました。

 

大会に参加して自分の読みの浅さや、大局観の悪さを実感しました。また鍛えなおしたいと思います。