横歩取り勇気流 ▲6八玉に△8八角成~△2七角

初手から

▲7六歩    △3四歩    ▲2六歩    △8四歩    ▲2五歩    △8五歩
▲7八金    △3二金    ▲2四歩    △同 歩    ▲同 飛    △8六歩
▲同 歩    △同 飛    ▲3四飛    △3三角    ▲6八玉    △8八角
▲同 銀    △2七角 (第一図)

第一図は20手目△2七角まで
後手の持駒:歩二 

  9 8 7 6 5 4 3 2 1

+---------------------------+

|v香v桂v銀v金v玉 ・v銀v桂v香|一

| ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・ ・|二

|v歩 ・v歩v歩v歩v歩 ・ ・v歩|三

| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・ ・|四

| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五

| ・v飛 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六

| 歩 ・ ・ 歩 歩 歩 歩v角 歩|七

| ・ 銀 金 玉 ・ ・ ・ ・ ・|八

| 香 桂 ・ ・ ・ 金 銀 桂 香|九

+---------------------------+

先手の持駒:角 歩三 

手数=20  △2七角  まで

今回から、勇気流について調べていく。
まずは、▲6八玉に対して△8八角成~△2七角から。
第一図以下

▲3八銀    △4五角成  ▲2四飛    △2二歩
▲8七銀    △8二飛    ▲8六歩 (第二図)

第二図は27手目▲8六歩まで
後手の持駒:歩 

  9 8 7 6 5 4 3 2 1

+---------------------------+

|v香v桂v銀v金v玉 ・v銀v桂v香|一

| ・v飛 ・ ・ ・ ・v金v歩 ・|二

|v歩 ・v歩v歩v歩v歩 ・ ・v歩|三

| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|四

| ・ ・ ・ ・ ・v馬 ・ ・ ・|五

| ・ 歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六

| 歩 銀 ・ 歩 歩 歩 歩 ・ 歩|七

| ・ ・ 金 玉 ・ ・ 銀 ・ ・|八

| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九

+---------------------------+

先手の持駒:角 歩二 

手数=27  ▲8六歩  まで

 途中、▲2四飛に△2三歩と受けるのは▲2五飛と馬に当てられ、①△4四馬は▲7七角で馬を消される。②△3四馬は▲6五飛と回られ、以下△4四馬▲7七角△同馬▲同桂△5二玉に▲8四歩が好手で、△同飛には▲6六角があるため取れないが、次に▲6六角~▲8七銀で飛車を取る狙いが受けにくいため先手が指せる。③△5四馬には▲7七角と打ち、以下△3三桂▲8六角△2五桂▲8四飛△8二歩▲5四飛△同歩▲5三角成△6二金▲5四馬と進めておき、飛車角交換ながら、馬を作れているのと2五の桂も取れそうなため先手指せる。よって後手は△2二歩と受けるが▲8七銀~▲8六歩とした局面は後手の馬より、先手の歩得と手得が大きく、先手が指せそうである。以下に進行の一例を示す。

第二図より

△3三桂 ▲7七桂 △4二銀 ▲9六歩   △3五馬 ▲2八飛 △8四飛 ▲5八金   △6二玉 ▲4六歩 △7二銀 ▲4七銀   △2四飛 ▲2七歩 △7一玉 ▲7九玉(結果図)

結果図は43手目▲7九玉まで
後手の持駒:歩 

  9 8 7 6 5 4 3 2 1

+---------------------------+

|v香v桂v玉v金 ・ ・ ・ ・v香|一

| ・ ・v銀 ・ ・v銀v金v歩 ・|二

|v歩 ・v歩v歩v歩v歩v桂 ・v歩|三

| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v飛 ・|四

| ・ ・ ・ ・ ・ ・v馬 ・ ・|五

| 歩 歩 歩 ・ ・ 歩 ・ ・ ・|六

| ・ 銀 桂 歩 歩 銀 歩 歩 歩|七

| ・ ・ 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八

| 香 ・ 玉 ・ ・ ・ ・ 桂 香|九

+---------------------------+

先手の持駒:角 歩 

手数=43  ▲7九玉  まで



後手番

第二図から、後手は馬を圧迫されないように馬を5段目に置いて頑張るが、それでも▲4六歩と突くのが急所。△同馬ならもちろん▲4七銀である。結果図まで進むと、先手の手得が大きい。